通り庭の家(リノベーション)
兵庫県|多可郡
日々の暮しの「緩やかな距離感」
築約35年の住宅の再生と耐震改修。敷地北側には、親世帯の母屋があり、南側の畑に面した離れの場所に、新たに子世帯(ご夫妻)が暮す事は決定していました。
予算を含め、建替か改修を決定する為、それぞれ平行してプランの検討と現地調査を進めながら、新築とリノベーションの両方の案をご提案しながら打合せは進みました。建物調査の結果、骨組みの構造材がとてもしっかりしており、それらを見せるインテリアも好みであるご夫妻の思や、そこで幼い頃から暮した記憶を未来に受け継ぐ意味もあり、改修+一部増築の工事を選択することになりました。
北側の親世帯の住居と子世帯の住居を心理的に繋ぐ思いを込め『通り庭』=『通り土間』のある家をご提案。大家族でありながら、核家族的な生活スタイルもできるよう、日々の暮しの「緩やかな距離感」に配慮しながら全体のプランニングを行いました。自然の素材を使い、周辺の風景に溶け込む『通り庭の家』、四季折々に豊かな自然の風景とともにある住まいです。
DATA
建築場所 | 兵庫県多可郡 |
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敷地面積 | - |
延床面積 | 163.76㎡(車庫 23.29㎡) |
構造 | 在来木造2階建て |
用途 | 専用住宅 |
備考 | - |