竹林だった斜面と雑木林だった斜面とが
いっぺんにマンション建設の為に切り開かれて
部屋から見えていた山が、日に日になくなっていく。
拓は毎朝のように その山肌に置かれている
パワーショベルを見て 喜んでいるけど、
なんとなく 見かけていた野鳥の種類が減って
カラスだけが妙に増えたように感じていた。
今朝は、朝一にメールのチェックだけをして、
少しその内容や週末の打合せの内容やらを
リビングで ぼんやり考えていた。
悩ましい問題は なかなか尽きないけど・・・・
・・・・・・・
『ホ-ホケキョ・・・・・ホ-ホケキョ』
『・・?・』
『ホ-ー ホケキョ!!』
あまりに 上手な鳴き声を久しぶりに聞いて、
なんとなく どうにかなるような気がした。
声だけの訪問者
2006.05.30