写真は、和室の天井試作
今回の天井は竿縁天井としています。
別名「稲子(イナゴ)天井」とも言われ無垢の薄い杉板を天井に使用します。
稲子と言われる由縁は板と板の接合に利用する竹のクサビがイナゴに
似ている事からその名前が付いているようです。
古民家の天井などで稀に見る事があった程度で
新設の天井では初めて目にする手仕事です。
日本には四季があり、湿度によって杉板に収縮が発生します。
多少の収縮を吸収できるように考えられた「緩く固定する」方法です。
出来上がると全く見えない「天井裏」の細かい大工仕事ですが
先人の知恵・工夫には頭が下がります。
Studio tanpopo-gumi instagramページ
https://www.instagram.com/studiotanpopogumi/