写真は つむぐ家の計画時の模型内部写真。
大規模なリノベーション(古民家の改修)では、
計画中には、通常は 大掛かりに解体できない為、
どうしても 全ての構造材が確認できない。
つむぐ家の場合も、住みながらの改修という事もあり、
計画時には、所々、床や天井をめくり
構造材を測量し、伏せ図という構造図面などを作成し
実施図面を おこしていった。
床の一部に 小さい開口をあけ、
スケールを入れて 梁の間隔や大きさを 測定しているところ。
こちらは、天井裏から 同じように測定。
この部分を 以前に家をつくった大工さんが、
開けられるようにしておいてくれたので、
すっと ずらすと 天井裏が確認できました。
ところが、いよいよ 工事が始まり、
内部の解体が進むと、
当然 傷みの激しい構造材が出て来たり、
思っていた所に 補強が入っていなかったりで、
再度検討して、図面を変更し作成し直さなければ、
現場の方針が定まらない事もあります。
そうやって、 何カ所か変更した結果、
階段も 一旦 設計時に詳細図を書いていた形状では
うまくつかない事になり、階段形状も
微妙に変更。
思いがけず、小屋裏から立派な梁が出て来て、
見せる事にしたり、補強などで、
壁をふかした分(厚くした分)、
配線スペースがとれ、
テレビも 壁掛けにできるかも。。。と
改修は 想定外の事もあって
びっくりする事もあるのですが、
こういったライブ感も楽しいですね。
ライブ感も楽しもう!
2010.04.12