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メリットとデメリット

2007.08.22

TNIWAGAIKAN.jpg
夏の陽射しをうけて、しかもシートで囲ってしまっているので
風も抜けにくく とにかく中は暑いです。
TNIWAZUMEN.jpg
細かな、ミリ単位の部分が分かるように、事務所で作図した施工図を、
現場に貼ってもらっています。でも あくまで意図を伝える図面なので、
現場で相談しながら、より良いと判断すれば、変更もします。
今日は『集い庭の家』の現場定例会議の日でした。
先日、断熱工事が施行され、以前と比べると、ぐっと涼しくなっていました。
契約時は、パーフェクトバリアというペットボトル再生材の断熱材を
壁の断熱に採用し、天井のみ現場発泡の断熱材としていました。
コストバランスもありますが、通常よく 私たちの設計では、
屋根を葺く下地の下に さらに通気層をとり、
屋根の熱が 直接下の部屋に、より伝わりにくいように設計しています。
その通気層の下にもちろん断熱をするのですが、
今回は、予算調整で通気層部分を削らなくてはならなくなりました。
しかし、2Fの子供部屋にはロフトがあり、お子さんが将来的に3人に増えた場合、
そこは寝起きをする空間になる可能性もあるので、天井面のみ、現場発泡の断熱材を残していました。
現場に入ってから、施行性や他との段取りの中で、
壁も一緒の断熱材を施行する事になり
写真のような感じになっています。
個人的には高気密高断熱住宅よりも
中気密中断熱ぐらいでよいと思っています。
ただ、断熱がしっかりしている事により、
窓を開けて 風だけ通して過ごせる季節が少しでも多いとか
反対に、暖房を あまりつけなくても生活できる事の方が、
より人にも環境にも配慮されていると考えています。
当然トータルのコストのバランスの中で
決めて行かなくてはならないので、
毎回これを採用するといった物でもありません。
究極、素材の選定は常に、メリットの面とデメリットの面を
持ち合わせているので毎回、一つ一つ悩ましいです。
パーフェクトバリア
http://www.endeavorhouse.co.jp/index.html

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