先日 迷いこんだ 港のスクラップ場。
現場で良く見かけるバッカン屋さんの
会社の看板なんかも 近くに あがっていて
最後はこんなところに 処理されているんだなあと
呆然とした。この山 全部が鉄くず・・・・
見渡しても 見渡しても スクラップ
砂漠の真ん中に 置き去りにされたような気分。
頭の中で バグダッドカフェの曲が
ぐるぐるまわっていた。
車でどこまで走っても どこまでもホコリっぽく
ところどころ植えられた木も
ホコリや灰をかぶって息苦しそうに見える。
もうすぐ鉄骨の家が完成間近で
余計に複雑な気分だったので 思わず写真を撮った。
つくっている時は、
どうしてもつくる側のことにばかりに
目がいきがちだけど・・・
改めて考えると 一つの現場だけでも
完成までに 毎回ものすごい量のゴミがでる。
改修解体となると とてつも無い量が処分されている。
少しでも 永く愛されるものをつくりたいし・・・・
永くつかえるものをつくりたい・・・・
・・・つくれているんだろうか?・・・・
シンプルな素材や再生できる素材を選ぶことも
当たり前の事かもしれないけれど 大切なこと。
いろいろ考えて 複雑だった・・・・
こういう場所があって はじめて
人が快適に暮らせる場所が存在している。
みえない場所。
みえない場所
2006.04.06